子育て:保育所納め

今週3日間通い、今日でひとまず、こちらの保育所ともお別れです。
といっても、夏休みにはお願いする予定なので「またね」だね。

先日頂いた卒園文集のなかで、他のお友達は
「保育所がいいー!」「明日、保育所!やったー!」「楽しみで仕方がない」
とか書いてあり、正直りょっぽんは「そこまででは無かったなー」という感覚がある。

朝は
「ほいくえん いやー」「ほいくえん きらいー」「いきたくない」「こわいー」「まま はやく むかえにきてー」
が続き、結局最後までそのまま。
朝のバイバイで泣かない期間と、泣いちゃう期間の波があり、ママも一喜一憂の日々でした。
でも、本人のなかで切り替えしちゃえば、その日一日楽しく過るようで、聞けば「たのしかったよ」というものの、大好きなお友達や先生がいない日は、その日の感想がイマイチだったり。

でも、私にはわかる。慎重派なりょっぽんは気持ちもスロースターター。そして理想が高いゆえに期待が大きくなりすぎるので、その場では「思ってたほど楽しく無かった」みたいな事を感じるだよね。
でもきっと行かなくなって初めて
「たのしかったね、またいきたいな」
って言うんだよ。
この前も突然
「えんそくで、とおくの こうえんに いったの。たのしかったぁ。また いきたいな」
って。遠足の日は言ってなかったのにね(笑)
3歳児イヤイヤ特有の天邪鬼?いや、どちらかというと親譲りの天邪鬼。私自身も学校を卒業して後から気がつくタイプ。「あぁ、あのころは楽しかったなぁ」って。
本当は先生のことも、お友達のことも大好きなんだと思う。

りょっぽんの大好きな場所としてこれから小学校に入るまで通い続けたいな。来週から早い降園の時にまた遊びに行って、今日会えなかった先生にも挨拶したいな。

とココまで事前に書いてあったんだけど、今日 寝る前に
「なんで ようちえんに いかなきゃ いけないの? ぼく ほいくえんが いいのにー」
と言ってくれた。保育園好きになった?と聞いたら
「すきになってきたよ」
と言ってくれた。初めて聞いた。いつもは「ほいくえん きらいー」って言うのに。
嬉しくて泣けた。無駄じゃなかったな。

なんかさぁ、仕事の事だけを考えれば、0歳とかその後でも早めに役所に保育園の待機児童申請をして、空きが出来たら直ぐに転園させてもよかったんだけどさ。そこには私の個人的な想いもあって、3歳までなるべく手元で育てたいと思ってたし、慣れ始めた保育所でせっかくなら1年を過ごして区切りよく次の園に進ませたかったし、中途半場なタイミングで転園するのは可哀想だしとか、いろいろ考えたんだよ。

思えばりょっぽんが産まれてからの3年半の間、子育てと仕事の事では本当にたくさん悩んだ。自分のやっている事が正しいのか、自分のエゴなのか、りょっぽんの為になっているのか、悩みまくったよ。

りょっぽんが0歳の頃は、寝た時が仕事をする時だったので、そのタイミングを逃したくなくて(パソコンの近くに居たくて)あまり外出せず、籠もりがちになってしまった。
それもあって同年代のお友達を作るチャンスを逃したし、ママ自身もママ友が全く出来たかった。
行くのは月に1回の学区の子育て広場くらいだった。もっと色々なところに行けばよかったと凄く後悔してた。
とにかく知らない事が多すぎた。幼稚園や保育園のプレも遊び場も何も知らず、一人で抱え込んでた気がする。

その後、お昼寝の時間が短くなってきて、運動量も増えてきた事で公園や児童館なんかにも行ったけど、それでもお友達を作る事は出来なかった。
月に2回ほどの出勤日は。当初はりょっぽんを連れて作業してたけど、さすがに寝かせておくだけにもいかず、ぐずる時は背負いながら仕事をした。
1歳を過ぎてからは、ママ実家に頼った。これを1年間続けた。それでも少しの時間でも作業が出来ればと家で遊ぶことも多かった。月1回の子育て広場と夏の児童館での水遊びに行くくらいで、相変わらずお友達はできなかった。
それでもいいと思ってた。仕事が大事だし。りょっぽんの友達はもっと大きくなって保育園に入った時に出来ればいいんだと思ってた。ママ友は無理だと諦めてた。

1歳9ヶ月で初めて行った遊び場が今の保育所に併設されてるところで、今までの遊び場のなかで一番りょっぽんが楽しんでた。それで毎週遊びに行くようになり、やっと一時保育の存在を知った。

それから週3日の一時保育を1年半続けた。
保育所での朝のバイバイで泣いちゃうりょっぽんを見て本当に辛かったし、預ける時間を1時間延長したら「もっと はやく きて!」とりょっぽんに言われるたびに胸が痛くて。早く迎えに行って会いたくなった。
預けている時は、りょっぽんと同じくらいの親子連れを見て羨ましく思ったり、でも預けない日は、どうやって1日をやり過ごそうかと悩んだ。
保育所で仲良しの子が出来て、行かせてよかったと思った。でも苦手な子が出来て行くのを嫌がってるときはママまでまで辛くなった。

パパにお仕事の状況を聞きながら、力になれず申し訳なく思って落ち込んだり、でもガッツリ育休と取って1年間仕事から離れる事をしてないから「私だって仕事してるんですけど!」と思う気持ちを出せず我慢したり。
そんな事を考えながら家事や育児をこなし、家事をしながら仕事の話を聞いて頭が混乱しまくった。育児脳と仕事脳の切り替えが思った以上にスムーズに出来なくてイラだったりした。

それでも保育園に預けて働いている他のママさんたちと同じように、子供と離れて仕事をする時間も取ることが出来たし、子育て以外の社会と接する時間を取ることが出来た。
また、子供を年少から預ける他のママさんたちと同じように、子供と一緒に遊び場で過ごす時間も取れた。りょっぽんのお友達も、ママ友も出来て、お家に呼んでもらったりもした。
この遊び場での付き合いがなければ、保育園に落ちたときに、すぐに幼稚園にしようって思わなかった。遠い保育園に入れて後悔してたかもしれない。

そっか、こうやって思い返してみたら、なんて贅沢なバランスで子育てが出来たんだろう。終わる頃に有難い事だと気がついた。りょっぽんと一緒!やっぱりママはりょっぽんのママだわ。
この形で仕事をさせてくれたパパに本当に感謝。
ありがとう パパ!
ありがとう りょっぽん!

「週3日 保育所に通っている りょっぽん」
には、もう会えないと思うと寂しくて泣けるけど、
「幼稚園に行きながらも、夏休みは保育所に通ってる りょっぽん」
に早く会いたいなと、そんな事を思ったのでした。


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